BugTrack-Ｒ備忘録/25

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【Rserve】C++のクライアントを使ってみる

• 投稿者： みゅ
• カテゴリ： なし
• 優先度： 普通
• 状態： 完了
• 日時： 2009年02月20日 09時17分32秒

内容

RserveのC++のクライアントを使ってみる

インストール？

• 「Rserve_0.6-0.tar.gz」をダウンロードしてくる．（ダウンロードサイト）
• 解凍

tar xvf Rserve_0.6-0.tar.gz

• 「Rserve」というフォルダが出来るので、入る

cd Rserve

• RserveのインストールではなくC++クライアントのインストールなので、クライアントのソースがある、フォルダまで移動する

$ cd clients/cxx
$ ls
COPYING         Rconnection.h  config.h.in    demo1         do_RMeCab.o
Makefile        Rconnection.o  config.log     demo1.cc      rcmd.cc
Makefile.in     ReadMe.txt     config.status  demo1.o       rcons.cc
Makefile.win    Rsrv.h         configure      do_RMeCab     rsdown.cc
Rconnection.cc  config.h       configure.ac   do_RMeCab.cc  sisocks.h

• （do_RMeCabは、みゅが作成したファイル）
• コンフィギュア．普通に「./configure」とやったような気がする．

./configure

• makeする．でもみゅの環境ではコンフィグで作成された「Makefile」がうまく動かない．
• 最新の？gnu makeでは暗黙のルールというのがあって、

と定義されているらしい．暗黙の定義を見る場合、以下のコマンドで確認できるらしい

make --print-data-base -n  （-n はmakeを実行せずにどういうコマンドが実行されるかを見るだけ）

• 今回は「demo1」を作りたいので、以下を実行したい．でも暗黙のルールのせいで？？？、うまくいかない．

make demo1
（どういうコマンドが実行されるかを見るだけなら「make -n demo1」）

• ちなみに「make -n demo1」を実行すると

$ make -n demo1
g++  -DHAVE_CONFIG_H   demo1.cc   -o demo1

• 暗黙のルールが余計なことをしているらしい．でこの「%: %.cc」という暗黙のルールを無効にしたい．Makefileに以下を追加するだけ．

%: %.cc

• これで以下のようになる

$ make -n demo1
g++  -DHAVE_CONFIG_H  -c -o Rconnection.o Rconnection.cc
g++  -DHAVE_CONFIG_H  -c -o demo1.o demo1.cc
g++ Rconnection.o demo1.o -o demo1 -ldl -lcrypt

• 実際にmake．「-n」を取るだけ．

$ make demo1

• みゅの環境では、demo1が作成された．

実行

• demo1は何も編集しなければ、ローカルのRserveに接続にいくので３５行目当たりにある、

Rconnection *rc = new Rconnection();

• を編集する．

Rconnection *rc = new Rconnection("192.168.100.zzz");

• 等、Rserveが動いているサーバーのIPアドレスを書く．それでmake．

make demo1

• 実行

$ ./demo1
Rdouble[4]
2 by 2 matrix
33.97 -2.1 -2.1 10.09
3.5 3 3.2 3.1 3.6 3.9 3.4 3.4 2.9 3.1 3.7 3.4 3 3 4 4.4 3.9 3.5 3.8 3.8 3.4 3.7
3.6 3.3 3.4 3 3.4 3.5 3.4 3.2 3.1 3.4 4.1 4.2 3.1 3.2 3.5 3.6 3 3.4 3.5 2.3 3.2
3.5 3.8 3 3.8 3.2 3.7 3.3 3.2 3.2 3.1 2.3 2.8 2.8 3.3 2.4 2.9 2.7 2 3 2.2 2.9 2.
9 3.1 3 2.7 2.2 2.5 3.2 2.8 2.5 2.8 2.9 3 2.8 3 2.9 2.6 2.4 2.4 2.7 2.7 3 3.4 3.
1 2.3 3 2.5 2.6 3 2.6 2.3 2.7 3 2.9 2.9 2.5 2.8 3.3 2.7 3 2.9 3 3 2.5 2.9 2.5 3.
6 3.2 2.7 3 2.5 2.8 3.2 3 3.8 2.6 2.2 3.2 2.8 2.8 2.7 3.3 3.2 2.8 3 2.8 3 2.8 3.
8 2.8 2.8 2.6 3 3.4 3.1 3 3.1 3.1 3.1 2.7 3.2 3.3 3 2.5 3 3.4 3

• ちなみに今のクライアントではサーバーをIPアドレスでしか、指定できない．なんという不便さ！！
• サーバーの名前で指定できるように「Rconnection.cc」を修正してみる．
• ６５行目

#ifndef AF_LOCAL
#define AF_LOCAL AF_UNIX
#endif
（この下あたりに以下をインクルード）
#include <netdb.h>

• ５９０行目あたり、connect関数に以下を追加

int Rconnection::connect() {
//Add >>>
  struct hostent *hostent1;
  struct in_addr ina1;
  char *host1;
  hostent1 = gethostbyname(host);
  ina1.s_addr = **(unsigned int **)(hostent1->h_addr_list);
  host1 = strdup(inet_ntoa(ina1));
//<<<Add

• 以下「host」という名前の変数が出てきているところを「host1」に変更する．２箇所．

        build_sin(&sai,host1,port);

        strcpy(sau.sun_path,host1); // FIXME: possible overflow!

• 「host1」変数はこのあともう使わないので、deleteする．適当なところで

    free(host1);

• これで以下のように書いて、動いた．みゅの環境では成功．

Rconnection *rc = new Rconnection("サーバーの名前");

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