WEBビジネス勉強会のための資料です.
= 運営会社 ざっくり運営会社の概要 有報などより =
- 株式会社ドワンゴ(コード:3715)(の子会社のニワンゴ)
- 平成26年9月期 連結
- 売上高予想 422億円
- 第一四半期(10月1日~12月31日)売上高 96億円
- ポータル事業(ニコニコ動画系)
- ニコニコチャンネル
- 企業・団体が動画や生放送の配信ができるプロモーション・プラットフォーム
- 一般ユーザ向け専用プラットフォームとして、チャンネル開設者が動画投稿、生放送配信、ブログ投稿、月額課金機能が利用できる「ユーザーチャンネル」のサービスを開始
- 平成25年12月末の登録会員数は3,758万人
- プレミアム会員 217万人
- 売上高 44億22百万円
- モバイル事業
- スマートフォン向けでは高音質楽曲配信サービス「dwango.jp」
- 売上高 30億13百万円
- ゲーム事業
- 売上高 17億38百万円
- ライブ事業
- 「ニコニコ町会議in大阪なんば」
- ライブハウス「ニコファーレ」
- 「ニコニコ年越し!小林幸子カウントダウンLIVEオ~プニングアクト:ダイオウグソクムシ~」
- 売上高 1億4百万円
- その他 売上高 4億80百万円
= ポータル事業の概要 =
- ニコニコ動画
- 会員数は3,758万人 (このうち2アカウントはわたし.有料会員にはなっていない)
- プレミアム会員(有料会員のこと) 217万人
- 会員数すごいですね.日本人1億人?37%が会員って.でも複数アカウント持ってる人もいるかも.あ、わたしか.3人に1人は会員ってことですね.あ、わたしか・・・
- ニコニコ生放送
- ディズニーの番組配信が始まった他、落語会「十一代 桂文治ネット独演会」の模様の中継や「第26期竜王戦七番勝負」の完全生中継、「ニコニコ年越し!小林幸子カウントダウンLIVE~オープニングアクト:ダイオウグソクムシ~」など、ニコニコ生放送ならではの他のメディアにはない番組を配信
- ニコニコチャンネル
- 「ブロマガ」を配信しているチャンネルの有料登録者数が、10月に合計10万人を突破
- 企業・団体が動画や生放送の配信ができるプロモーション・プラットフォームでしたが、一般ユーザ向け専用プラットフォームとして、チャンネル開設者が動画投稿、生放送配信、ブログ投稿、月額課金機能が利用できる「ユーザーチャンネル」のサービスを開始
- PV数などの指標となる数値は不明.動画でコメント投稿なので、一概にPVでは計れないのかもしれない
= ニコニコ動画の収入 =
- 広告収入
- バナー広告表示や、映画配給会社と提携して映画の短編ムービーを流すなど
- Amazonアフィリエイト
- 有料会員
- プレミアム会員料
- 525円/月
- 四半期(3ヶ月)では1575円、有料会員が217万人なのでおよそ34億円の収入と推測される(by管理人)
- 残りの10億円程度が、広告収入か?
= ニコニコ動画 =
- 動画投稿サイト
- 動画投稿サイトとして有名なものにyoutubeがあるが、決定的に異なるのは動画の再生中に視聴者のコメントが表示されること
- ニコニコ動画のユーザー構成(あくまでいろいろな情報を総合的に勘案しての推測だが)
- 動画を投稿するクリエイターと呼ばれる人たち
- コメントを投入する人たち
- 主に動画を視聴するだけの人たち(コメントはほとんどしない)
- 動画を作成し投稿するクリエイターと呼ばれる人たち(インフルエンサー層?)
- ボカロ(初音ミクなどのボーカロイドや音源などを利用しDTMする人たち.八王子pとかデッドボールpなど、最後に「p」が付くことが多い.pはプロデューサーのp)
- MMD(ミクミクダンス)(MMDというソフトを利用して、3Dアニメーションを音楽に合わせて躍らせること.)
- 歌い手・弾き手(読んで字のごとく.J-POPやボカロの曲を自分で歌い、それを録音してアップする人たち.)
- 踊り手(これもそのまま.自分でダンスし、それを動画にとって投稿する.)
- 実況(主にゲームなどを自分でプレイしながら、サッカーや野球などの実況と同じように、実況・説明・感想などを語る.動画はゲーム画面、音声はゲームの音と自分の実況である.)
- 実況以外のクリエイターと呼ばれる人たちは、それぞれの分野で確かにクリエイティブなスキルを擁していると考えられる.したがってまさにクリエイターと呼ばれてよい.しかし、実況はそうではなく誰にでも可能である.だがやはり人気のある実況、そうでない実況など、人によって得て不得手があるようだ.
- このようなクリエイティブなスキルをもった人たちがyoutubeではなく、ニコニコ動画に集まるのはやはり、ニコニコ動画のコメントが動画のタイムラインとリンクして表示されるというシステムによるところが多いだろう.
- コメントを投入する人たち(アクティブ層)
- ほぼ毎日ニコニコ動画を見て、コメントを投稿している人たち
- 主に動画を視聴するだけの人たち(フォロワー層)
- いわゆるROM(read only member)
- 毎日は見ていない
- N次創作
- ニコニコ動画がここまで拡大したのは?人気が出たのは?
- コメントがライムラインに表示されるというこれまでにないコンテンツ(表現方法).(Youtubeとは違った)
- ボーカロイド(特に初音ミク)という媒体(あるいはそれに準じたソフト例えばMMD).逆に言うとボーカロイドとニコニコ動画のシナジーを見て、これまではあまり使われることのなかったアーティスト・クリエイター向けのソフトを開発するというモチベーションになった.ニコニコ動画といった発表の場があるのでクリエイターに使ってもらいやすい
- 自己顕示欲の強い(アーティスト/クリエイターというのは普通そういった他人に見てほしい・知ってほしいという欲求があるので、自己顕示欲という表現は不適切かも)クリエイターの存在.そういった人たちはこれまで発表の場がなかった.ニコニコ動画が発表の場となった.
- そういった意味では、新しいエンターテイメント・楽しみ方を創出したと言える.
- おそらく初音ミクという媒体が存在しなければニコニコ動画も赤字続きでどこかでサービスを停止していたかもしれない.
- またニコニコ動画というメディアがなければ、初音ミクという媒体もここまで人気がでなかったかもしれない.(初音ミク生みの親、クリプトンの50歳?のプロデューサーは紫綬褒章をもらっている.すごいことですよ)